9月になってもまだまだ暑い日が続きますね。
そんな時には、ぬる湯の炭酸泉でゆっくりのんびりと日頃の疲れを癒してみてはいかがでしょうか?
サイダーのようにシュワシュワとする炭酸泉(二酸化炭素泉)は日本ではとても数が少なく地球からの貴重なプレゼント。
今回は、健康にも美容にも◎!九州が誇る炭素泉をご紹介します!!

①★日本を代表する強烈な炭酸泉!★
七里田温泉 下湯(大分県)

“日本一の炭酸泉”として名高い大分県長湯温泉の中心部からすこし離れたのどかな場所にポツンと立っている「七里田温泉館」。
温泉好きなら一度は訪れたい炭酸泉の聖地です。
こちらには2種類の異なる自家源泉がありますが、お目当ての湯までは受付で鍵を借りて2分ほど歩いていきます。こちらが通称:ラムネの湯と言われる「下ん湯」。
大人が5人でいっぱいになるくらいのこじんまりとした浴槽です。

泉質は、pH6.3の“含二酸化炭素‐マグネシウム・ナトリウム・カルシウム‐炭酸水素塩・硫酸塩泉”。
入った瞬間に、これでもか!!という炭酸ガスの泡に全身つつまれます。
ぬぐってもぬぐっても全身泡だらけ。
ジュワジュワ~パチパチと炭酸の弾ける音が聞こえ、湯口付近に顔を近づけると炭酸ガスの鼻を刺すような刺激で危機感を感じるほど。
肌はピリピリとして痛くて顔をつけていられません!
36℃のぬるい泉温ですが、20分ほどつかっていると身体がポカポカしてくるのが分かります。

炭酸泉で温まったあとは、もう一つの「木乃葉の湯」で仕上げ。炭酸成分と鉄分を含みこってりとした湯。泉質はph7.6の“マグネシウム・ナトリウム‐炭酸水素塩・硫酸塩泉”。炭酸泉で洗浄された肌をコーティングしてくれるのでよく温まり、湯上がりはしっとりとすべすべ肌になりますよ。

七里田温泉「下湯」ラムネの湯
大分県竹田市久住町有氏七里田4050-1
0974-77-2686
詳しい温泉レポートはコチラ⇒七里田温泉館

②★潮風を感じながら炭酸泉で癒される★
シーサイド島原(長崎県)

長崎県島原市にある「HOTEL シーサイド島原」は、海辺に位置しているのでちょっとしたリゾート気分を味わえる白を基調とした清潔感のあるホテル。
そこに併設している湯治処に、知る人ぞ知る長崎県では貴重な炭酸泉があります。
こちらの温かい浴槽(右側)は島原市が集中管理している引湯(ナトリウム・マグネシウム‐炭酸水素塩泉)。
そして、自家源泉の炭酸泉(左側)の2種類の泉質が楽しめます。

泉質は“含二酸化炭素‐マグネシウム・カルシウム・ナトリウム‐炭酸水素塩泉”。
炭酸泉に含まれる炭酸ガスは気体なので鮮度が命!!
炭酸飲料で考えてみると分かりやすいように蓋を空けて置いておいたり温めたりするとすぐに炭酸が抜けてしまいますよね。
こちらの素晴らしいところは、泉源のすぐそばに浴槽をつくっているそうなので26℃の生まれたての炭酸泉に触れられるところ!!

露天風呂の目の前は有明海。
青い海を眺め潮風やさざ波の音を感じながら入る炭酸泉はリラックス効果抜群です!!
海は交感神経を穏やかにし、イライラやストレスを鎮めてくれる作用があるのでゆっくりと過ごしましょう。

シーサイド島原
長崎県島原市新湊1-38-1
TEL : 0957-64-2000
詳しい温泉レポートはコチラ⇒HOTELシーサイド島原 湯治処

③★内側からも外側からも高濃度炭酸泉をチャージ!★
湯之元温泉(宮崎県)

“天孫降臨”“神武天皇誕生の地”などで知られる神話の里に佇む「湯之元温泉」は、神代の頃から湧き出していたという言い伝えがあるほど歴史ある温泉。
明治35年に創業したこちらの宿は、地元の方だけではなく全国各地からこのお湯を求めて訪れ、誰もが知る有名アスリートも太鼓判を押す人気施設です。

浴室に向かう途中で出迎えてくれるのは鉱泉の飲泉場。
飲むと強烈な炭酸の刺激と鉄の味が。
泉質は“含二酸化炭素‐マグネシウム・ナトリウム・カルシウム‐炭酸水素塩冷鉱泉”。
飲泉すると、胃腸機能低下に良いとされています。この源泉を使った「炭酸泉カルピス」や「鉱泉おにぎり」もとても美味しいので是非!

源泉温度は21℃。入浴するのには少し勇気がいる温度ですが、コツは加温してある鉱泉風呂でよく温まってから躊躇せずに入ること。
入ってしまった後はなるべく冷泉を揺らさないようにすることです。
炭酸泉は血管を拡げ血流を良くしてくれる作用があるので、疲労回復やデトックスしたい方におすすめ!
41℃に加温している湯との温冷交互浴で血行促進効果は倍増です。

湯之元温泉
宮崎県西諸県郡高原町蒲牟田 西諸県郡高原町蒲牟田7535
TEL:0984-42-3701
詳しい温泉レポートはコチラ⇒湯之元温泉