木のぬくもりに包まれた温かみのある古民家風の宿。

木をふんだんに使い、解体された古民家の立派な梁や天井、格子状の照明など、ノスタルジックな雰囲気に暖炉の炎が映え、モダンでシックなデザインとも調和して、落ち着いた館内は居心地が良く、つい長居をしてしまいます。

内湯の「普賢の湯」「白雲の湯」と露天風呂の「せせらぎの湯」「さえずりの湯」があり、朝夕入れ替えなので宿泊者は全て楽しめます。

せせらぎの湯は木々に囲まれ、小川と風の音、カコーンという鹿威しの音が響くほど静か。
緑や紅葉と湯の華が舞う白濁の湯のコントラストが美しい。

自噴しているお湯はpH2.13の酸性・含硫黄・鉄‐単純温泉で、総硫黄14.2m、総鉄は25.2mg。
硫化水素の香る刺激の強いお湯は、マイルドながらキュキュッとした浴感で、少々つっぱり感が。

私はいつも湯口から桶に湯を汲み、フェイスタオルを浸けて軽く絞り、顔に乗せて温泉蒸しタオルパックをしています(酸性なので目に入ると少ししみる)。

アストリンゼント(収斂)作用により角質の隙間を引き締めて水分の蒸発を防ぎ、お肌のバリア機能を高め、ツルンとした陶器のようなお肌に。
さらに硫黄泉は殺菌効果も高く、皮膚のトラブルにも効果的。
メラニン色素の分解・抑制・紫外線カット効果もあり、美肌だけでなく美白も期待できます。
ただし、お肌の弱い人は上がる前に軽くシャワーで洗い流したほうが良いかも。
湯上りにすぐに保湿し、サラサラツルツル肌の出来上がり。

趣向を凝らした4つの貸切湯もおすすめです。

女性スタッフの多い清潔な宿で、随所に女性への配慮が。
冬場には暖炉の火を使った焼きマシュマロをサービスしてくれます。

併設している民芸茶屋「力」では和食から洋食までセットメニューが豊富で、特におすすめしたいのが、雲仙ハイカラオムハヤシ。
バターライスにフワフワトロトロの玉子がのり、3時間煮込んだデミグラスソースは甘めのベーシックな味ながら旨味とコクがあります。