小田温泉は林や田畑など里山風景を残す人里離れた静かな地。
「山しのぶ」とは自然を慈しみ、山を故郷として偲ぶことから名付けられたそうです。

敷地に入って雑木林のアーチを抜けると、木造平屋の落ち着いた古民家風の建物。

田園風景と山々を見ながら過ごせる図書室(夢想館)や小川のせせらぎを聞きながらぼんやりと過ごせる中庭、温かい雰囲気の囲炉裏、満天の星空を観察できる天文館も併設しています。
図書室や中庭では立ち寄りの場合でもコーヒーを飲みながらくつろげます。

内湯と露天風呂があり、内湯の「撫子の湯」は阿蘇の溶岩石を使った切石造りの浴槽で、窓辺の緑を眺めながらゆったりとした時を過ごせます。

女性専用の露天風呂「鶯の湯」は、まさに「静寂な森の宿」の名の通り。
湯船から見上げると木々に囲まれ、遠く河鹿や小鳥の声が聞こえ、お湯の流れる音、風のそよぐ音を間近に、森の中に迷い込んだような錯覚に陥ります。
風が吹くと白い湯煙が舞台スモークのように湯面で踊り、そこへ照明のように陽光があたり、日中は神秘的、夕方は幻想的に。

心身ともに安らぎ癒され、ゆったりとした時間を過ごせます。

敷地内の源泉から汲み上げ、地下水で加水した源泉かけ流し。
ナトリウム‐炭酸水素塩・塩化物泉で、かすかに濁った優しくサラサラとしたお湯は、古く固くなった角質を軟化してくれるので、湯上りはソフトな肌触りに。
メタケイ酸も基準値の5倍ほど入っていて潤い、塩分や硫酸でしっとりとしたコーディング感があります。

正面にある「草太郎庵」では、産地や製法にこだわった美味しいそば会席を。

広さや造りの異なる貸切風呂が5カ所あり、しっとりと潤う美肌の湯です。

さらに近くの「禪墅」では、要予約で小国産の米、地元野菜を使った田舎料理・禪墅膳を食べられ、山しのぶの入浴料が割引に!