熊本と大分の県境、小国富士とも呼ばれる湧蓋山のふもとにあるわいた温泉郷(熊本県)には岳の湯、はげの湯、山川温泉など6つのいで湯があります。
地熱の高さが特徴で、至る所からもうもうと湯煙が立ち上る風景が人気の奥阿蘇の秘湯です。

そのなかでもおすすめなのが、標高700mに位置する岳の湯温泉「豊礼の湯」(素泊まりもでき、そちらは「豊礼の宿」)

まだ湯めぐりを初めて間もない頃に強い衝撃を受けたのがこのお湯で、まるで絵の具の青と白を混ぜたような鮮やかなコバルトブルーのお湯。
さらに目の前には、赤や黄や橙の紅葉に染まった湧蓋山と真っ青な空。
あまりの美しいコントラストに、その場に立ち尽くしたほどでした。

この「青湯」といわれるシリカ(二酸化ケイ素)を含むお湯は、時間が経つと結晶化し、その粒子に光が当たり散乱することで青く見えるのです。

天然の保湿成分といわれるメタケイ酸も基準値以上含まれており、この青湯は全国的に見ても大変希少です。

また自噴する高温の蒸気を用いた食材の「地獄蒸し」も入浴すると無料で利用でき、食品を持参しなくても受付で地の野菜やキノコ、卵や肉が購入できます。

山々の緑に抱かれ、絶品の温泉と地獄蒸しを堪能。

まさに自然のエネルギーを体いっぱいに蓄えられるパワースポット温泉です。