開湯300年余の霧島温泉郷の硫黄谷温泉にあり、創業150年を超える歴史あるお宿。
前身の霧島館には坂本龍馬とおりょうも温泉療養と新婚旅行を兼ねて立ち寄ったとか。
「天下の名泉」というキャッチフレーズの通り、歌人や文豪、芸術家、政治家なども来訪。

30万坪の広大な敷地には「百年杉庭園」があり、天に伸びる約3万本の杉林の間に陽光が差し込む神秘的な雰囲気の中、森林浴をしながら散策ができます。
あたりでは鹿、イノシシ、ムササビに出会うことも。

硫黄泉、明礬泉、塩類泉、鉄泉の4種類に分類される14もの源泉を持ち、それぞれを楽しむことが出来ます。

名物の硫黄谷庭園大浴場はそんじょそこらの大浴場とは雲泥の差。
巨大屋内プールといった感じで、硫黄の香る白濁したお湯が見たされ、奥行き25mの湯の海に瓦屋根の浴舎や紅い橋が架かり、湯の川が流れています。
その様はまるで竜宮城のよう!

奥の高さ10mの巨大湯口から湯煙を上げながら草津温泉の湯畑のような木樋を通り、ドバドバとすさまじい勢いで大量に注がれています。
この広さなので源泉かけ流しではなかろうと思いきや、自噴のそれと知り驚きました。
これだけの浴槽をかけ流しで満たせるだけの豊富な湯量と、霧島温泉の素晴らしさに感激。

大量の湯の華が舞い、肌触りはマイルドながらお肌が引き締まる感覚とピリピリする浴感。
湯上りはツルツルになり、パウダーを叩いたようにお肌はさらっとします。

この大浴場は硫黄泉、明礬泉、塩類泉、鉄泉の4種類の湯船や露天風呂、立湯、寝湯、打たせ湯、サウナなどバラエティーに富んでおり、湯めぐりを存分に楽しめる温泉テーマパークと言えます。

硫黄谷庭園大浴場のフリーゾーンは男女混浴ですが、バスタオルがOKなので女性でも大丈夫。

湯の個性を楽しむなら、内湯の硫黄泉と明礬泉がおすすめです。

要予約の日帰りプランもあり、龍馬が好きだったという軍鶏鍋も食べられます。