温泉に入ると、身体の芯から温まった♡
お肌がスベスベつるつるになった♡
痛みが和らいだ♡
・・・などなど、家のお風呂とは明らかに違うパワーを感じたことはありませんか?
温泉の持つ様々なパワーを知って、目的にあったお湯を選んでくださいね(^^)/

温熱効果
体が温まることによって得られる効果で血管が拡がることで血行促進します。
血の巡りがよくなることで新陳代謝もアップするので、酸素や栄養素が体のすみずみまで運ばれ、逆に老廃物や疲労物質などは体外に排出されやすくなり、コリや痛みの緩和や美肌につながります。
特に、塩化物泉や硫酸塩泉は、含有成分によって肌表面に膜がつくられるので、体内の水分蒸発や熱発散を防ぎ、保湿保温効果を持続させてくれます。

水圧効果
全身浴をすると、体全体に500㎏~1tもの水圧が分散してかかります。そうすることで天然のマッサージ効果となり、“第二の心臓” と言われる脚にたまった血液やリンパ液が心臓に押し戻されやすくなるので、むくみ改善や疲労回復効果などが期待できます。
心肺機能に不安のある方には、水圧がかかりにくい寝湯や半身浴がおすすめです。
また、立ち湯は全身浴よりもさらに水圧がかかるのでより効果が高くなります。

浮力効果
お湯に首までつかると無重力状態となり、体重が60㎏の方なら6㎏へおよそ10分の1になります。
なので、水中では簡単に人を持ち上げることができるんですね。
無重力になると、筋肉や関節などがゆるむので体も心もリラックス状態となります。
また、温泉に含まれる塩分濃度は海水よりも濃いものがあり、この濃度が高くなると浮力効果はさらに高まります。

薬理効果
温泉成分を皮膚や口から体内に取り込むことによって得られる効果です。
泉質によって異なり、浴用と飲泉でも変わります。
また、薬理効果を正しく得るためには、泉質にあった入浴法が必要です。
例えば、放射能泉は気体なので呼気から取り込むことにより効果を得られやすくなり、含鉄泉は、飲泉をすることで薬理効果を得られます。この効果は“適応症” と呼ばれ、冷え性、切り傷、胃腸機能低下、高コレステロール血症など、生体に関するもののほか、最近では、自律神経不安定症、不眠症、うつ状態などメンタルに関する適応も認められました。

心理効果(転地効果)
日常生活からはなれた自然環境に恵まれた場所にいくことで五感を刺激し、自律神経のバランスを整えることを“転地効果” と言います。
これは、目安として自宅から100キロ以上はなれた場所がよいとされますが、“非日常” を感じられるということがとても大切です。
また、森や海、高山などの環境によってもそれぞれ心理効果は異なります。
例えば、緑いっぱいの森林浴ができるような温泉は、木々から発せられる芳香物質(フィトンチッド)により、ストレス軽減によるリフレッシュ効果や、活気・活力を起こす効果などが報告されています。
また、海沿いの温泉では、海の青色や不規則な波のリズムなどにより、イライラなど高ぶった神経を鎮めて心を安定させ、リラクゼーション効果を高めてくれるなど、自然環境によっても心身ともに癒され明日への英気を養うことができるのです。
私自身もストレスがなく、毎日幸せを感じて元気でいられるのも紛れもなく温泉パワーのおかげだと思っています!