たくさんの温泉行った中で苦労というか、大変な思いをした経験も数多くあります。

まず、法華院温泉山荘(大分)。
九州一高い場所にあることで知られるこの温泉は、片道2時間半をかけて登山しないとたどり着けないので、通常は泊りがけで行く方が多いのですが、どうしても時間がなかった私は、福岡の自宅から1人で車で出かけ、日帰りでの入浴を敢行。

入浴後すぐに下山しましたが、季節は秋で思った以上に日没が早く、下山の途中であたりが真っ暗になってしまい、寒くなってくるし、遭難しそうに。
携帯も通じない中、怖い思いをしながらやっとの思いで下山しました。

また、某有名温泉の混浴風呂に行った際、ワニ(女性を見るのを目的に入浴している人)が15人ほどいる中、1人で入浴したこともありました。

法華院温泉とは違う意味で怖い思いをしましたが、そこにはどうしても入りたかったので、勇気を出して入りました。

逆に、そこで男性につきまとわれている外国の女性を助けたりもしました。

あとは、野湯探しですね。
野湯というのは誰も管理していない、いわゆる自然に湧いている温泉です。

「野湯がある」という情報を聞きつけると行きたい衝動にかられてしまいますが、野湯は行くのも入るのも完全に自己責任になりますので、これはもうアドベンチャーです。

野湯は地図には載っていませんが、それを探して山の中に入り、あるいは雪の中を歩き、目的の温泉をめざします。

タイの温泉ではタクシーをチャーターして往復10時間以上かけて3カ所巡ったりしました。
そこまでしてやっと見つけても、温泉が冷たかったり熱すぎたり・・・(笑)

また、地獄地帯では有毒ガスにも気をつけないといけません。

これほど危険で、入るのに大変苦労をする野湯ですが、「知らない温泉があったら、とにかく入って体験してみたい」という情熱が、私を突き動かしています。