温泉通のタレントとして、様々なメディアで活動し、「九州温泉道」の選定委員にまでさせていただいている私ですが、実は温泉にはまり始めたのは割と最近でした。

家族がみんな温泉好きで、幼い頃からよく温泉に連れて行ってもらいましたが、温泉好きは人並みで、入湯すればいい気持ちだなぁ~という程度でした。

そんな私が温泉にのめり込むきっかけになったのは、今から3年ほど前のこと。

自宅近くのホテルでキャラメルマキアートを飲むのが好きだった私は、いつものように飲みながらぼーっとしていると、ふと「温泉」という二文字が降ってきたのです。

あれは世にいう「天啓」というものだったのかもしれません。

数日後、福岡県内の温泉施設に行って、湯上りにコーヒー牛乳を飲んでいた時、ふと壁の掲示板を見ると「温泉ソムリエ」開催の告知が張ってあるのが目に入ったのです。

数日前の閃きを思い出した私は、これも何かのご縁だと思い、受講することにしました。

その講座で温泉の知識を勉強して、温泉の奥深さを知ったのが、温泉にはまる決定打となりました。

それまでは、温泉の違いなんて気にしたこともありませんでしたが、温泉ソムリエの講習は温泉の定義や効果、泉質の特徴、正しい入浴法、温泉分析書の読み取り方など、幅広い講座内容で、どれも初めて見聞きするものばかり。

まさに目からウロコでした。

その後も温泉関連の資格を取り続け、現在11種の資格を有しています。

その中の温泉マイスター試験はユニークで、筆記試験と利き湯で温泉を答える実技試験があり、難易度は高かったのですが、共に満点合格で、とても自信がつきました。

そんな様々な資格取得で知識を得ると、今度は実際に温泉を回って確かめたくなりました。

そこから怒涛のような私の温泉道が始まったのです!