指宿名物・砂むし温泉「砂楽」の近くにある純和風旅館で、館内は白薩摩焼を800枚使った大壁画や大島紬の額などで彩られています。

ぜひ入りたいのが9階の天空野天風呂。
浴室に入ると、真っ青な空とマリンブルーの海、そしてお湯が満たされた開放的な浴槽。
思わず「わぁ~!きれい!」と誰もが感激するでしょう。

湯船に浸かるとお湯があふれ出し、浴槽の縁がなくなったかのよう。
湯面には空が映し出され、広大な錦江湾と大隅半島の山々、そして波と鳥と船・・・。
浴槽からの目線がちょうど水平線と重なり、どこまでが空か、海か、湯面なのか・・・一瞬わからなくなります。

まさに果てしなく広がるインフィニティ温泉。

夜は星空を独占、宿泊すれば美しい朝日も眺められます。

砂むし会館の源泉から300m引湯(配湯時間外は自家源泉を利用)。
高温なので加水により温度調節してかけ流していますが、湯のエネルギーはしっかり。

浴槽や湯口は変色し、存在感のある析出物も。

お湯の色は笹濁りで、鉄分を含んだ茶色の湯の華が舞っており、なめると強い塩分と苦味が。

溶存物質総量13560㎎の高張性のナトリウム‐塩化物泉で、お湯はとろみがあり、しっとりとした肌触りです。
高濃度の塩分と硫酸で湯上りは保湿をしたようなベタベタ感があり、ポカポカ温まります。

2階大浴場の内湯と松林・海・浜辺が見える露天風呂も立ち寄り出来ます。

ただ基本的に宿泊者優先のため、利用時間は18:00~20:00で繁忙期は入れない事もあるので事前確認を。
ゆっくり温泉を楽しみたいなら宿泊をおすすめします。

食事処が空いていれば要予約で夕食も。
情緒たっぷりの内装で温泉卓もあり、いで湯で温めた日本酒や温泉卵も楽しめます。

車で10分ほどの所にある吟松別邸「悠離庵」は全室離で、自家源泉かけ流しが堪能できるプライベート空間だけでなく、24時間365日入れる温泉水プールもある自然に囲まれた山の中の宿。
お好みに合わせて海か山かで選ぶのもよいかも。