九重連山の麓に位置し、60年ほど前に小さな山小屋からスタート。
登山客の宿であり、湯治場としても利用されてきました。

江戸時代末期に星生山に量に出かけた人が偶然に見つけ、星生山の中腹1450mにある源泉は、九州一の標高を誇る貴重な自然湧出泉。
キュッキュッとした浴感でピリピリするpH2.1の酸性・含鉄‐硫酸塩・塩化物泉です。
お肌や体への刺激が強いので、長湯は禁物。

飲泉もでき、強い酸味と舌がしびれる収斂味や鉄味があります。

他にも敷地内に単純温泉、泉温の違う2つの単純硫黄冷鉱泉など、合わせて4つの異なる源泉が。

単純温泉は噴気のため地下水で造成泉にし、単純硫黄冷鉱泉の1つは単純温泉の噴気との混合泉。
もう1つの単純硫黄冷鉱泉は100%源泉かけ流しです。

目の前には山々がどーんと!
360度どこを見渡しても緑に囲まれた雄大な九重連山のパノラマ。
さえぎるものは何もありません。

遠く野鳥の声、高く飛ぶ鷹・鷲の姿、雲の流れ、木々のざわめき、豪快に山から吹き抜ける風。
夜は満天の星空に流れ星も見えます。

春は可憐な野花が色づき、初夏は透けるような新緑、秋は山が燃えるような紅葉、冬は雪化粧した山々と澄んだ空。

四季折々の大自然の中、いつ訪れても解放感たっぷりの湯あみができます。

「山恵みの湯」に隣接する「米なごみ庵」は、合鴨農法を取り入れた無農薬栽培の掛け干し米や手作りの野菜、甘味を味わう事の出来る古民家レストラン。

私が食べた時は9割オーナーが自ら愛情いっぱいに栽培したものでした。
心も体も温まる優しい自然そのままのシンプルで贅沢な味。
‶山羊乳と烏骨鶏の卵のプリン”もあり、お食事すると入浴料が200円割引に。