暑い夏が終わり、秋は涼しくて過ごしやすいけれどなんだか肌の調子が悪い…と感じたことはありませんか?
私はこの時期になると、肌がカサカサしてハリやツヤがなくなり一気に老けた?と感じてしまいます。
同じような不調を抱えているあなた!
もしかしたらその原因は“秋枯れ肌”かもしれません。
秋は、気温が下がり寒暖の差も激しく空気も乾燥してくるなど、環境の変化や湿度の低下で肌や体にストレスが。
また、夏の間にためこんだ紫外線ダメージがお肌に現れてくることも。
そんな“秋枯れ肌”を解消する…硫酸塩泉をご紹介します‼
①ピュアな湯でみずみずしい肌に生まれ変わる
「伊豆の踊子の宿 福田家」(静岡県/湯ケ野温泉)
河津温泉郷の一つ湯ヶ野温泉は、川沿いに数軒の宿が立ち並んだ昭和の湯治場風情が息づく小さな温泉地。
山々に抱かれた風光明媚な場所にあり、春は河津桜の名所としても有名です。
その湯ヶ野温泉を代表するのが、川端康成が滞在しその時の出来事を執筆した「伊豆の踊子」の舞台となった「福田家」。
明治12年創業し、木造二階建ての建物は当時のまま。館内には、川端康成の自書や写真などがたくさん展示されていて自由に見ることができます。
そんな川端康成も何度もお気に入りだったとされる名物の「伊豆の踊子風呂」こと「榧(かや)風呂」。
ヒノキ風呂はよくありますが榧風呂はとても珍しく吸い付くような肌ざわりがたまりません。
石垣で造られた壁やレトロなタイルが可愛く、こじんまりとした湯船ですが半地下にあるので天井が高く吹き抜けのような開放的な空間です。
川端康成も川のせせらぎを聴きながら何度もここに入って作品への思いをはせていたのかと考えるとロマンを感じますね。
他にも石作りの内湯と広々とした露天風呂もあります。
露天風呂は野天風呂のようにワイルドでたくさんの緑に囲まれてとても癒されます。
ナトリウムとカルシウムがバランスよくふくまれた交じり気のないとてもピュアな硫酸塩泉。
肌ざわりが柔らかくお湯に入るとふわふわとした包こまれるような感覚です。
お肌も柔らかくなりハリと弾力がアップして、まるで子供のみずみずしい肌に生まれ変わるうようです。
■伊豆の踊子の宿 福田家(いずのおどりこのやど ふくだや)
住所:静岡県河津町湯ヶ野236
TEL:0558-35-7201
営業時間:日帰り入浴は10~18時(最終受付17時)
定休日:無休
料金:日帰り入浴700円
*宿泊の場合、1泊2食付(1室2名利用)1名1万2750円~2万1150円。
②温泉ソムリエの聖地でツルツルしっとり肌に
「癒し温泉の宿 遠間旅館」(新潟県/赤倉温泉)
7つの温泉地があつまった「妙高高原温泉郷」。
バリエーション豊富な泉質があり湯巡りが楽しいのも魅力です。
その中の一つ、江戸時代から続く赤倉温泉は、標高800mにある温泉街。温泉ソムリエ発祥の地でもあり、その生みの親である家元が経営している旅館が「癒し温泉の宿 遠間旅館」です。
赤倉温泉は、妙高山にある「北地獄谷泉源」から6キロの距離をかけて温泉を丁寧に運んでいるので50℃ある源泉が宿に到着する頃には自然に冷めて適温になり源泉かけ流し100%の温泉に入ることができます。
遠間旅館は温泉の質にこだわっているのであえて内湯のみ。
浴槽は「あつめ」と「ぬるめ」に分かれていて好みの温度で入れるのが◎。
様々なミネラルがブレンドされたとろみのある湯は、クレンジングと化粧水と美容液が一つになったような女性には夢のような成分です。
お肌がツルツルになるだけでなく水分をたっぷりと吸収し、湯上がりはしっとりとした潤い肌に。
木炭も置いてありますが、お湯に入れることで浄化作用や還元作用、体を内側から温める効果があるそうです。
●癒し温泉の宿 遠間旅館(いやしおんせんのやど とおまりょかん)
住所:新潟県妙高市赤倉34-2
TEL:0255-87-2028
営業時間:食事付き入浴は、10時30分~14時30分(2日前までに要予約)
定休日:不定休
料金:食事付き入浴は3290円(平日限定。1室3名以上利用)、6530~8690円。
宿泊の場合、1泊2食付(2名1室利用)1名1万950円~1万6350円
③Wの保湿力で手に張りつくもっちり肌に!
「四万温泉 積善館」(群馬県/四万温泉)
四万温泉にある「積善館」は、今から300年前の江戸時代から湯治場として栄えてきました。群馬県の重要文化財にも指定され、現存する日本最古の木造湯宿建築と伝えられ、あの「千と千尋の神隠し」のモデルの一つになったとも言われています。
フォトジェニックで映画の世界に入り込んだような雰囲気ですよね。
こちらの本館以外にまったくテイストの違う2タイプの建物があり、それらが融合する空間はそれぞれがタイムスリップたように時代の流れを感じさせてくれます。
積善館にはたくさんの湯船がありますが、やはりおすすめは重要文化財に指定されているこの「元禄の湯」。
真っ白な壁に高い天井、アーチ型の窓か光が差し込むロケーションはまるで宮殿のお姫様になったみたい。
温泉は湯船の底から湧き出しているので、酸化していないフレッシュなお湯で身も心も清められる気持ちになります。
こちらの泉質は、硫酸塩泉に塩分がたっぷりと含まれているのでWの保湿力!
私はいつも肌と手のひらがペタペタと張りつくくらいのモチモチ肌になります。
●積善館(せきぜんかん)
住所:〒377-0601群馬県吾妻郡中之条町大字四万甲4236
TEL:0279-64-2101
営業時間:11~17時(最終受付16時)
定休日:不定休
料金:大人1200円、3~12歳800円
*宿泊の場合、1泊2食付(2名1室利用)大人1名8100円~
~まとめ~
どうですか?行ってみたくなったでしょう?
肌の不調を感じて、あれこれ頑張っているなら温泉でリセットしてみてはいかがでしょう?しっとりとした肌に導いてくれる硫酸塩泉で、水分不足の“秋枯れ肌”にしっかりとうるおいを補給してあげましょう‼
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
出典『るるぶ&more』