至る所から湯けむりが立ち上がり、湯治湯の風情が残る鉄輪温泉。「ひょうたん温泉」は大正期に創業した百年近い歴史を誇る老舗で、”観光ミシュランガイド”では温泉で唯一三つ星評価を受けています。鉄輪温泉に惹かれ、大阪から別府に移住した初代が掘削。大の秀吉好きだったので千成瓢箪から命名し、建物もその形に。女湯に残るひょうたん型の岩風呂は創業時に造られたものです。温泉には一滴も水は入れるなという教えから、かつては営業時間外に10時間かけて100℃の湯を少しずつ冷やしてためていましたが、本書にも登場する斎藤雅樹さんらとともに6年以上を費やし、竹製冷却装置「湯雨竹」を開発。