箱根湯本温泉「養生館 はるのひかり」で注目の現代湯治を
箱根湯本にひっそりとたたずむ「養生館はるのひかり」は、大正時代に財閥の重鎮が建てた別邸を、2015年にリニューアルオープンしたもの。
かやぶき屋根の母屋には、当時の面影が残る立派な茶室やかまどなどがあり、ほっとする和の空間が出迎えてくれます。
部屋は、和室や和洋室のほか、書斎デスクやテラスが付いているスタイリッシュな洋室もあり、こちらは一人で滞在するのに向いています。
食事は、玄米を主食とした野菜中心の、栄養バランスがよい“養生食”。
夕食のカロリーは500キロカロリー以下と、ヘルシーなのにしっかりと満足感があります。
支配人が農学部出身なので食材にはこだわっています。
野菜は自家栽培の無農薬か、地元の信頼できる農家から仕入れたもの。
発芽玄米は高温殺菌せずに天日干しした“生きて”いる微発芽玄米です。
調味料も無添加。
だから、噛みしめるたびに体が喜んでいるのが分かります。
素材一つ一つの味がとにかく濃くておいしいので、しっかり味わおうと自然によく噛んでしまいます。
すると、満腹中枢を刺激し、お腹がいっぱいになるので食べ過ぎ予防になりますし、胃腸への負担も減ります。
そして食物繊維が豊富なので、1時間もたつと腸がぐるぐると動きだし、元気になっていることに驚きます。
女性の肌荒れや自律神経の乱れは、腸が原因ということが多いですからね。
温泉はもちろん100%源泉のかけ流し。
温度は43度、40度、38度に分かれているので、好みや体調に合わせて源泉浴ができます。
ツルツル感のあるやわらかな肌ざわりの湯は、やさしく肌の角質や汚れを落としつつ、ハリやうるおいを与えて保湿してくれるので、女性にはありがたい泉質。
こうした宿ですから、連泊がおすすめ。
忙しい人のための新たな健康維持法として最近注目の“現代湯治”です。
連泊するほど1泊当たりの料金が安くなります。
大切な女性と一緒に訪れるのもいいですが、「たまには一人でゆっくりしてこいよ」とプレゼントしても、喜ばれると思いますよ。