大分では、療養泉の10分類のうち、放射能泉と含よう素泉を除く8種の泉質が湧いているので、由布市と九重町で8種、竹田市でも8種の泉質が楽しめます!
それぞれの効能を把握して、自分にあった温泉を選んでくださいね(^^)/

単純温泉
源泉の湧出温度が25℃以上で、含有物質が規定に満たない泉質の総称。
刺激が少なく身体にやさしい。
さまざまな物質が少量ずつバランスよく含まれているような温泉もある。
♥効能♥
疲労回復・神経痛・病後、手術後の静養など

塩化物泉
海水の成分に似た食塩を含む温泉。
浴後、肌に付着した食塩が体温の発散を防ぎ、湯冷めしにくい。「熱の湯」などとよばれる。
刺激が少なく高齢者にも向いている。
♥効能♥
筋肉痛、関節痛・打撲・ねんざ・冷え性・末梢血管拡張など

二酸化炭素泉
炭酸ガスが溶け込んでおり小さい気泡が出るため「泡の湯」とよばれることが多い。
気泡の刺激で末梢血管を拡張し、血行がよくなり血圧が下がる。
日本では比較的少ない泉質。
♥効能♥
高血圧症・冷え性・更年期障害・食欲増進など

含鉄泉
鉄を含むため刺激が強い温泉。
湧出時は無色澄明だが、空気に触れると茶褐色に変色する。
炭酸鉄泉と緑ばん泉の2つに分けられる。
飲用には向いていない
ことが多い。
♥効能♥
貧血・リウマチ・更年期障害・出産後の静養など

炭酸水素塩泉
重炭酸土類泉と重曹泉に分けられる。
アルカリ性の泉質で角質を軟化させ、肌をなめらかにする「美肌の湯」が多い。
皮脂をもっていかれるので、浴後はスキンケアをしっかりと。
♥効能♥
湿疹、アトピー性皮ふ炎などの皮膚疾患・切り傷、打撲など

硫酸塩泉
血液に酵素を送り込む作用により保温効果が大きく、また傷の治癒を促進する効果も。「脳卒中の湯」「傷の湯」などともよばれる。
旧泉質名では石膏泉・芒硝泉・正苦味泉の3つに分けられる。
♥効能♥
高血圧症・動脈硬化症・切り傷、やけどなど

硫黄泉
硫化水素ガス特有の、古い卵のような臭いがする泉質。
源泉や噴気孔に黄白色の硫黄の結晶ができ、湯の花になる。
末梢血管を拡張させ、万病に卓効があるといわれるが、刺激が強いので湯あたり・湯ただれに注意!
♥効能♥
高血圧症・動脈硬化症・にきびなどの慢性皮ふ病など

酸性泉
肌や目にしみる強い刺激のある泉質。
殺菌作用が強く、皮膚のただれを乾かし引き締める作用が強いが、皮膚や粘膜が弱い人は湯ただれを起こす場合も。
その場合は、浴後に真水を浴びて肌から温泉成分を落とすとよい。
♥効能♥
アトピー性皮ふ炎などの慢性皮ふ病、慢性婦人病、水虫など