大分との県境に近い、筑紫平野の東端に位置し、九州最大の川・筑後川の河川敷に建ち並ぶ原鶴温泉。

開湯の由来は河川敷の原っぱの湯で鶴が傷を癒やしていたことから。河川敷沿いに水脈があるため湯量が豊富で江戸時代には至る所から温泉が自噴し、博多の奥座敷として栄えたといいます。

フルーツの里としても有名で夏から秋にかけては巨峰・なし・柿狩り、5月~10月は筑後川の鮎が解禁となり、屋形船に乗って鵜が鮎を取る様子を見られる原鶴温泉名物の鵜飼漁など、温泉とともにグルメや観光も楽しめます。

「六峰舘」はルーツが明治前期という老舗旅館。
博多から車で1時間ほどとアクセスも良く、初めて行った時は1泊朝食付きのプランでした。

ダウンライトでとても清潔感のあるエントランス、明るくすっきりとした和室。
部屋からは筑後川越しに耳納連山や田園風景が見えます。

朝食も質の良い素材を使い、それだけでも食べに行きたいくらい!

そしてなんといっても温泉が私好み。
露天風呂は澄んだ風が吹き抜け、筑後川の水面がキラキラしてなんとも気持ちよいのです。

耳納連山に沈んでいく夕日が筑後川を赤く染め、その景色を見ながら入浴出来る贅沢!

無色透明で硫化水素臭が風に乗って品よくふんわりと香り、細かな湯の華が舞い、お肌にまとわりつくトロトロの湯。
このシンプルで癖のない優しいお湯だからこそ、心も体も穏やかに包んで解き放してくれるのです。

泉質はpH8.7のアルカリ性単純硫黄泉、総硫黄2.9㎎で溶存物質は820㎎。
硫黄成分を含むアルカリ性のお湯なので、余分な皮脂や古くなった角質を洗い流してくれ、さらにメラニンの分解作用があり、美白効果も期待出来ます。

湯上りはポカポカスベスベの美肌に!!

4階には展望の庭園露天風呂と檜露天風呂、1階には大浴場の檜風呂と竹炭風呂、テラスには有田焼を使った足湯があります。

湯温、アクセス、コスト、お料理が程よく、各種の日帰りプランも!