鹿児島空港から程近い山間の地・妙見温泉の天降川沿いの自然の中にひっそりと溶け込む昔の集落のような宿。

「この道 にわとり優先」の看板を過ぎ、緑陰の木道を行くと巻の香りが漂い、茅葺きの古民家、放し飼いの鶏、囲炉裏、昔ながらの台所など、日本の原風景が現れます。

1970年代後半に古民家を移築し、客室に露天風呂を造った先駆的な旅館で、「ななつ星in九州」の宿泊先であり、九州で唯一ルレ・シャトー(世界的な名ホテル&レストランの組織)に加盟認定された世界が認める宿に立ち寄り入浴ができるのは魅力!昼食とセットでのみ可能です。

3本の自家源泉があり、立ち寄りで入れる大浴場の「建湯」は37℃と54℃の二つの源泉を混合して温度を調節。加水・加温なしの源泉かけ流し100%。

20tの安山岩を1週間かけて運び6か月かけてくり抜いたこだわりの湯船は、岩のぼこぼこ感や柔らかい肌触りが気持ちよく、岩に癒されるのは初めての感覚。

湯量豊富で豪快にかけ流され、析出物がごってりと付着して存在感抜群です。

ナトリウム・マグネシウム・カルシウム・炭酸水素塩泉で、ミネラルをバランスよく含み、炭酸水素イオン炭酸水素イオン1036㎎、遊離二酸化炭素659.4㎎
血流が良くなり、老廃物を輩出しデトックス、お肌の皮脂や古い角質を落として美肌力をアップ!
さらにカルシウムや天然保湿成分のメタケイ酸も231.4㎎含み、潤いを与えてくれますが、入浴後すぐの保湿剤が必須です!

湯上りは清涼感がありながらポカポカ

もう一つの源泉、宿泊者専用の「ラムネ湯」は希少な足元自噴です。
全身細かな炭酸の気泡に包まれ、透明な湯に茶色い大粒の湯の華と微細な銀色の泡がキラキラと舞い、ジュエリーのよう!
38℃ほどとぬるいのでリラックスでき、温泉マニアからも極上と高評価です。

茶房のランチコースの1つ「一汁山菜」は系列の「天空の森」の旬の有機野菜や自家飼育の鶏肉・卵などを使った素朴ながら洗練された味。

自然の恵みに感謝し、日ごろの喧騒を忘れさせてくれる温泉です。