九州北部豪雨で被災地となった朝倉市、浮羽市、日田市。
自然災害がおこると実害だけでなく、必ず風評被害が発生します。

今回の豪雨も温泉旅館や飲食店・観光地など、ほとんど被害がなくお客様の受け入れ態勢が整っているにも関わらず、キャンセルが相次ぎ多くの損害がありました。

そんな風評被害を払拭するために、国土交通省九州運輸局主催で『九州北部豪雨からの観光復興シンポジウム』が開催されました。

場所は、博多の奥座敷として栄えた原鶴温泉
もちろん建物に大きな被害はなく、これまでと変わらず通常通り温泉旅館はどこも元気に営業しています❗️

会場は、原鶴温泉の中でもシンボル的存在でジャングル風呂で有名な「泰泉閣」♨️

今回のシンポジウムには、情報発信のプロとして様々な場面で活躍されているインフルエンサーのお二人。
九州で活躍している各メディアの皆さん。
九州北部豪雨の被災地となった、うきは市・朝倉市・日田市の観光協会の皆さん。
熊本地震で被災地となった、阿蘇市・別府市・由布市の皆さん。

そして私。
北出恭子はパネルディスカッションのコーディネーターとして参画することとなりました。

シンポジウムまでの3日間にファムトリップが行われ、インフルエンサーやメディアの方が実際に朝倉・日田・浮羽の魅力を体験。

現地視察をした結果を元に、今後どのように情報発信をしていくべきか、情報発信のコツや注意点、情報発信の大切さや被災したからこそ得られたものについてなど、風評被害払拭のための正しい情報発信について有意義なディスカッションをしました。


朝倉、浮羽、日田それぞれの地区の被災地の現状や今後の課題。

熊本地震で風評被害を払拭するために行ってきた成功事例などを、熊本県と大分県の各観光協会の皆さんにお話いただきました。

風評被害払拭のためには、点と点を線にし、各地域が手を組んで「連携」して、戦略的かつ継続的に情報発信をしていくことが重要です。

フィナーレは、被災地の皆さんで「頑張るぞ❗️」コール。
このシンポジウムをきっかけに、力を合わせて一日も早く復興してくれることを心より願っています。

そして、風評被害を受けている地に向けての何よりの支援は、私達がその地に足を運ぶこと。
私達が楽しく笑顔で観光地を巡ったり、温泉宿に宿泊したり、飲食店で食事をしたりしているその姿を見せることが被災地の皆さんのパワーとなりその地域の元気に繋がります。
どうか、足を運んでSNSなどを利用し、皆さん自らがインフルエンサーとなって元気な朝倉、浮羽、日田、熊本、大分の様子をどんどんアップしてください❗️

最後に…
九州北部豪雨でお亡くなりになった方々のご冥福を心よりお祈りするとともに、被災された皆様にお見舞い申し上げます。
温泉家 北出恭子